前回から、(精神科の)医師や病院との相性についてお話ししています。
そのキーワードが病院の「空気感」のお話です。病院というより、(精神科の)専門クリニックの「空気感」と言った方が分かり易いかなと思います。
例えば、入口の看板の色使い、受付に座る女性の言葉遣い、受付カウンター周辺のすっきり感、待合室の椅子の置かれ方、細かく言えばトイレの張り紙や外の駐車場の案内版などにもその病院のもつ雰囲気=「空気感」が表現されています。
私は、患者さんに同行、または患者さんの代理で病院に行くことがあります。主治医と障害年金の申請が通るかどうかのお話ができることが社労士としては一番大切なことです。一方、患者さんにとっては、定期的にある一定の期間は通院せざるえないわけで、「この先生なら、この病院なら安心して治療を任せられ相談できる」と思える精神系・メンタルクリニックに出合えることは、とても大切なことです。患者さんのそんな切迫した思いを汲んで、親身になって、傷ついた見えない部分を治してくれる医師は、外科や内科の医師よりももっと貴重な存在であると私は思います。そんな医師に巡り合えている患者さんはどれくらいいるのでしょうか?
次回は、障害年金請求業務を通して、多くの病院を訪れた社労士の私がこうあってほしいと思う病院の「空気感」についてお話ししようと思います。