今回からは障害年金について詳しくお話しようと思います。
まず、障害年金の対象となる障害状態に該当するかは「国民年金・厚生年金保険障害認定基準」によって判断されます。この障害認定基準は日本年金機構のホームページで公開されていますので誰もが見ることができます。
しかし、この認定基準は「基準」というのに、その曖昧さに本当に悩まされます。
障害年金に多く関わったことのある医師でも社労士でも、その方の症状からどの等級に該当するかを、事前に何級か推定することは簡単ではありません。
裁定請求を行い、決定通知書が送付されて来た時に初めて、障害年金の支給が確定します。
次回は各級の具体的な基準についてお話しします。