3月下旬から4月上旬にかけて、「精神の障害の認定基準、認定要領の難しさ」についてお話しました。
今回から、障害年金(特に精神の障害)において重要な「(医師の)診断書」について、更に詳しくお話します。
医師に診断書を依頼する場合に、最も重要なポイントは、「患者自身の日常生活能力について、医師に明確に伝えられていること」です。そして、「患者の伝えたに日常生活の実態を医師にきちんと把握してもらい、診断書に正しく反映してもらうこと」です。
あなたは、主治医に、
「日々の診察時に患者自身の日常生活について医師に伝えられていますか?それを医師はきちんと理解してくれていますか?」
一度、ご自身はできているか?顧みてください。
医師と患者の間でしっかり信頼関係があり、きちんと話ができている患者さんは、少数派であると、多く精神の障害年金請求に関わってきた私は感じています。
では、医師に診断書に、患者の状況を正確に書いてもらうために患者側はどうすべきでしょうか?
ちなみに、幣事務所では、事前にご依頼者(請求者様)と打ち合わせして、日常生活の状況などの詳細に聴取します。その上で、診断書作成の主治医へその聴取した患者さんの情報の提供を行い、診断書作成に反映を求めるようにしています。
言い換えると、患者さんの現状を正しく反映された診断書を医師に書いてもらえるように、時には、医師と患者さんの間に立つことも障害年金のプロである社労士の仕事と考えています。
まずは、次回から医師の診断書の内容について、詳細にお話します。